
外傷
外傷
外傷とは、体外部からの力(機械的、物理的、化学的)によって生じた、組織や臓器の損傷を指します。整形外科は、運動器(骨、関節、筋肉、神経、靭帯など)の外傷を主に治療する診療科です。スポーツ傷害や交通外傷、労働災害などによる外傷のほとんどは整形外科の疾患です。
初期治療
外傷の状況を把握し、緊急処置を行います。骨折の場合は、ギプス固定や手術で固定します。捻挫や打撲の場合は、安静、冷やし、包帯で固定します。
手術
骨折や脱臼で保存的治療が難しい場合は手術が必要となるため、適切な施設へ紹介します。
リハビリテーション
手術後やケガが治癒した後は、リハビリテーションで機能回復を図ります。筋力トレーニング、関節可動域訓練、歩行訓練などを行います。
当院では、交通事故の診療(自賠責保険・任意保険)に対応しており、交通事故に遭われた方の痛みや怪我、体調不調などの治療を行っています。たとえ事故直後に痛みが無かったり、自覚症状が軽かったりしても、その日のうちに一度受診されることをお勧めします。より早い段階で治療を開始することが大切です。
交通事故の受傷には非典型的な怪我も多々あり、画像所見のみでは説明困難なケースもあります。受傷後しばらく経過してからの受診の場合、事故との因果関係の証明や判別がしにくくなることがあるため、この点からも早期受診が勧められます。
交通事故で、自賠責保険の請求に必要となる自賠責診断書や、後遺症が残ってしまった場合の後遺症診断書を書けるのは、整形外科などの医師のみです。当院でこれらの診断書を発行します。
労災保険とは、労働者災害補償保険法(公務員は公務災害補償法)に基づく制度で、業務中や通勤途中に生じた、怪我・病気・障害などに対して必要な保険給付を行うものです。
また、通勤中の交通事故による怪我や障害(又は死亡)、バイクや自転車での転倒による怪我、営業先に向かう途中での怪我など、一定の要件を満たしていれば「通勤災害」として認定され、補償対象になります。
当院は、現在、労災保険指定医療機関の指定を受ける準備を進めておりますので、労災保険での治療をご希望される方は、保険証は提示せず、受付にて「労災」であることをお伝えください。労災認定されるかどうかわからないという場合も、お気軽にご相談ください。
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